初めての日3回
今度の二五八祭りに合わせたどら焼き製造に加え、どら焼きの注文が来まして、それに加え月末。明日にはふるさと寄付用全国発送する関係で今まで一日2回どらを焼いたことはありましたが3回(トータル800ヶ)は初です。今休憩しながら
近所の工事風景を見ています。見ていた時はそこまで寒くもなかったんですがその後少し雨が降りとにかく寒いです。職人さんが何らかのことで電話で「ちょっと待ってくださいよ~」と言う会話聞いて忘れられないとある出来事を思い出しました。我が町の夏祭りでもよく使う業務用の焼きそば麺、昔とある得意先から「お前のところいくらだ(価格はどうだ)」との問い合わせが来まして、かなりの量だったので頑張って(格安で)見積もりを出したんです。そのイベントはとある運送会社(有名な大企業)のとある大会で全国から家族連れで来られるのでおおよそ2万食分くらいは軽くあるとの事。しかしわずか数円の差で別会社に持って行かれました。実力差なのでこれについてはどうのこうのでなかったのですが、当日になって他の会社にも声をかけていた発注元、うち一方に返品したんです。小さな製麺所のおやっさん、「ちょっと待ってくださいよ。生麺なので2~3日しか持たず、簡単に返品と言われても・・・」 この日に合わせ2日間ほとんど寝ずに頑張ったのにとがっかり肩を落として帰られました。そのおじさんの姿があまりにも気の毒で当時大手産業給食に出入りしていた私はおじさんの商品をうちの得意先各事業所に合わせて2000玉ほど販売したことがあります。それでも焼け石に水、ラーメン用には不向きなこうした焼きそば麺、4日目の朝廃棄しておられたと聞いて胸がつぶれそうな気持でした。その原因の無責任なのはあまり良い話聞かないらしく、あの時価格競争に負けてよかったと思いました。そう思ったのは後にも先にもこの一度だけです。いまも「ちょっと待ってくださいよ~」のおじさんのあの声が耳に残っています。当日紅生姜しか納品できなかったですが、当時を振り返ると紅生姜だけでよかったとも思っています